10月の週末、出雲市役所の隣にある芝生の広場から、炭火とスパイスの香りが漂ってきます。西日本最大級の野外グルメイベント「全肉祭 in 出雲」が、2026年10月17日(土)・18日(日)の2日間、出雲だんだん広場で第3回目の開催を迎えます。主催はGi-FACTORY(株式会社G.Attraction)で、10月上旬にはプレスリリースも配信され、複数のグルメメディアで取り上げられました。
「肉祭り」と聞くと牛や豚の串焼きを思い浮かべる方が多いかもしれません。ところが実は、このイベントの「肉」の定義はかなり広く、魚の身や果物の果肉までを含んでいます。開催概要とあわせて、名前の由来や出雲という土地と肉の意外なつながりまで、ひとつずつ掘り下げてみましょう。
この記事でわかること:
- 全肉祭in出雲2026の日程・時間・会場・規模
- 「全肉」というネーミングに込められた意味と、これまでの開催の経緯
- 出雲が古くから「良い牛の産地」として知られてきた歴史
- 出雲市駅からのアクセスと駐車場の考え方
- 家族連れ・グループで楽しむための回り方のコツ
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全肉祭in出雲2026の日程・時間・会場
まずは公式発表とプレスリリースで公表されている基本情報を整理します。今回の開催は土日の2日間で、朝10時から夜21時まで11時間という長丁場です。昼ごはんにも夕食にも使える時間設定になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第3回 全肉祭 in 出雲 |
| 開催日 | 2026年10月17日(土)・18日(日) |
| 時間 | 10:00〜21:00 |
| 会場 | 出雲だんだん広場(島根県出雲市今市町・出雲市役所隣) |
| 出店数 | 約70店舗 |
| 総メニュー数 | 200アイテム以上 |
| 主な企画 | 観覧無料のステージ、夜のファイヤーパフォーマンス、ワイン試飲コーナー、大型エアー遊具、縁日コーナー |
| 主催 | Gi-FACTORY(株式会社G.Attraction) |
過去の出雲開催は入場無料で、料理は1品から購入できる形式でした。今回も同様の形式とみられますが、入場条件や支払い方法(現金・キャッシュレス対応の有無)は店舗ごとに異なる可能性があるため、出かける前に公式サイトや公式Instagramで最新情報を確認しておくと安心です。
「全肉祭」という名前の由来と、意外と広い「肉」の定義

畜産肉・魚貝肉・果肉をまとめて「全肉」
全肉祭の公式サイトでは、コンセプトを「牛・豚・鶏等の畜産肉料理だけでなく、海産の魚貝肉や農産の果肉等、広く食肉として捉える」と説明しています。つまり「全肉」とは、畜産・海産・農産の3つの「肉」をすべて集めた祭りという意味です。
この発想のおかげで、会場には肉料理の屋台だけでなく、海鮮系のキッチンカーやフルーツを使ったスイーツの店も並びます。第1回の出雲開催ではフルーツあめやカステラを扱う店も出店していたと地域情報サイトで紹介されていました。肉料理を続けて食べたあとに果物系の甘いもので口をリセットできるのは、意外とうれしいポイントです。
出雲開催はこれで3回目
出雲での歩みを時系列で振り返ると、次のようになります。
- 第1回: 2025年4月26日・27日(約80店舗・入場無料・雨天決行と告知)
- 第2回: 2025年11月1日〜3日の3日間(初日10:30から「こどもお菓子まき」も実施)
- 第3回: 2026年10月17日・18日(約70店舗・200アイテム以上)
第1回について、地域情報サイトでは「行列ができていたお店もあったほどの盛況」と伝えられており、その反響が半年後の第2回、そして今回の第3回へとつながりました。わずか1年半で3回目というペースからも、地元での定着ぶりがうかがえます。
全国10会場を巡るイベントのひとつ
ちなみに全肉祭は出雲だけのイベントではありません。公式サイトの2026年会場一覧には、名古屋・静岡・岡崎・北九州・出雲・和歌山・江東区・葛飾区・江戸川区・鳥取の10会場が並んでいます。山陰では出雲と鳥取の2会場があり、山陰エリアの秋の恒例行事になりつつあるようです。2023年度からは出店店舗の約半数がオーナー厳選の日本酒や焼酎を販売する「銘酒特選」という企画も続いています。
実は「牛の名産地」だった出雲 古くから続く肉との縁

出雲で肉のイベントが盛り上がる背景には、この土地ならではの歴史があります。島根県は古くから良質な牛の産地として知られてきました。
700年以上前の書物にも「出雲の良牛」
延慶3年(1310年)の『国牛十図』や、応安2年(1369年)の『駿牛絵図』には、出雲国と石見国が良い牛の産地であったことが記されています。鎌倉時代の終わり頃にはすでに、出雲の牛が評価されていたことになります。
もともと島根の和牛は、子牛を育てて全国の産地へ送り出す「子とり」が中心でした。全国のブランド牛の中には、島根生まれの「もと牛」をルーツに持つものも少なくないと言われています。
「和牛オリンピック」での実績
5年に1度開かれ「和牛のオリンピック」とも呼ばれる全国和牛能力共進会では、1987年に地元・島根県で開催された第5回大会で、黒毛和種の「富桜号」が内閣総理大臣賞を受賞しています。さらに2022年(令和4年)に鹿児島県で開かれた第12回大会では、出雲市の有限会社藤増から出品された牛が肉質全国1位に輝きました。
こうした背景を知ってから会場を歩くと、何気なく食べる一皿にも少し違った味わいが感じられるかもしれません。出店ラインナップに「しまね和牛」を使ったメニューがあれば、ぜひ食べ比べてみてください。
会場名の「だんだん」は出雲弁の「ありがとう」
豆知識をもうひとつ。会場名の「だんだん」は、出雲地方の方言で「ありがとう」を意味します。「重ね重ね、ありがとう」というニュアンスを含む言葉で、2008年にはNHK連続テレビ小説のタイトルにもなりました。会場のお店で「だんだん」と声をかけると、ちょっとした会話のきっかけになりそうです。
出雲市駅からのアクセスと駐車場
出雲だんだん広場は出雲市役所の隣にあり、最寄りはJR出雲市駅です。駅からの直線距離は約640mで、徒歩8分前後で到着します。一畑電車の電鉄出雲市駅も同じエリアにあるため、松江方面からは電車でのアクセスも使いやすい立地です。
車で来場する場合、出雲市駅周辺の市営駐車場が候補になります。出雲市の公式サイトに掲載されている主な市営駐車場は次のとおりです。
| 駐車場名 | 収容台数 | 備考 |
|---|---|---|
| 出雲市駅北駐車場 | 77台 | 24時間利用可 |
| 出雲市駅南駐車場 | 116台 | 駅南側 |
| 出雲市駅北口広場駐車場 | 17台 | 短時間向け |
| 出雲市駅南口広場駐車場 | 10台 | 短時間向け |
このほか駅前には民間のコインパーキングや、事前予約制の駐車場サービスもあります。第1回では行列ができるほどの来場者があったことを考えると、土曜の昼前後は周辺駐車場が埋まりやすいと予想されます。車の場合は予約制駐車場を前日までに押さえるか、少し離れた駐車場に停めて歩くのが現実的です。料金や台数は変更される場合があるため、最新情報は出雲市公式サイトや各駐車場の案内で確認してください。
2日間を満喫する回り方と予算の考え方

総メニュー数が200アイテム以上となると、1回の来場ですべてを試すのは難しいでしょう。満足度を上げるコツを時間帯別にまとめます。
時間帯別のおすすめプラン
- 10:00〜11:30(開場直後): 人気店の行列が短い時間帯です。気になる看板メニューはまずここで確保します。
- 11:30〜14:00(ランチピーク): もっとも混み合う時間帯。グループなら「席取り係」と「買い出し係」に分かれると効率的です。
- 14:00〜17:00(午後): 縁日コーナーやエアー遊具で子どもと遊びながら、果肉系スイーツで一休み。
- 17:00〜21:00(夜): 暗くなってからのファイヤーパフォーマンスが目玉です。ワイン試飲コーナーと合わせて大人の時間を楽しめます。
予算と持ち物のコツ
出店メニューの価格一覧は公式には公表されていないため、正確な予算は店舗次第です。グループで行く場合は、1人で1皿を食べ切るよりも複数の料理をシェアして食べ比べるほうが多くの種類を楽しめます。ウェットティッシュやゴミ袋、レジャーシートがあると、芝生の広場ではかなり重宝します。10月中旬の出雲は日が落ちると肌寒く感じる日もあるため、夜まで滞在する予定なら羽織りものを1枚持っていくと安心です。
キャッシュレス対応は店舗ごとに確認
野外の出店形式では、キャッシュレス決済に対応する店とそうでない店が混在することがよくあります。小銭を含めた現金を少し多めに用意しておくと、支払いで足止めされずに済みます。
家族で楽しめるステージ企画と縁日コーナー
全肉祭は「食べる」だけのイベントではありません。プレスリリースでは、観覧無料のステージ企画や、子ども向けのコンテンツも用意されていると案内されています。
- 大型エアー遊具: 小さな子どもが体を動かして遊べる人気コーナー
- 縁日コーナー: 射的やスーパーボールすくいなど、昔ながらの遊び
- ステージ企画: 観覧無料。過去の出雲開催ではMEGAHORNをはじめとするアーティストが出演しており、MEGAHORNの公式サイトにも10月17日の出雲市でのライブ情報が掲載されています
- ファイヤーパフォーマンス: 主催者が「必見の価値あり」と紹介する夜の目玉企画
- ワイン試飲コーナー: 肉料理との相性を試せる大人向けの企画
子どもが遊具で遊んでいる間に大人が料理を買いに行く、という分担ができるのも広場型イベントの良いところです。実際に第1回・第2回でもエアー遊具は家族連れに好評だったと伝えられています。最新の出演者やタイムテーブルは公式Instagram・Facebookで投稿されることが多いため、来場前にチェックしておきましょう。
全肉祭in出雲に関するよくある質問
Q1. 入場料はかかりますか?
過去の出雲開催(第1回・第2回)は入場無料で、料理は1品から購入する形式でした。第3回の入場条件は公式サイトや公式SNSで最新情報を確認してください。
Q2. 雨の日も開催されますか?
第1回は「雨天決行」と告知されていました。ただし荒天時の判断は回ごとに異なる可能性があるため、当日の朝に公式Instagramなどで開催状況を確認すると確実です。
Q3. 「全肉」とはどういう意味ですか?
牛・豚・鶏などの畜産肉に加え、魚貝の身(魚貝肉)や果物の果肉まで「肉」として捉えるコンセプトから名付けられています。肉料理だけでなく海鮮やフルーツ系のメニューも楽しめます。
Q4. 会場までは駅から歩けますか?
JR出雲市駅から出雲だんだん広場までは約640mで、徒歩8分前後です。市役所の隣なので、初めてでも迷いにくい場所にあります。
Q5. 何時ごろに行くのがおすすめですか?
行列を避けたいなら開場直後の10時台、ファイヤーパフォーマンスを見たいなら日没後の夕方以降がおすすめです。ランチ時間帯の11時半〜14時は混雑しやすい傾向があります。
Q6. お酒は飲めますか?
第3回ではワイン試飲コーナーの設置が発表済みです。全肉祭では2023年度から日本酒や焼酎を扱う「銘酒特選」企画も展開されています。車で来場する方は飲酒を控え、公共交通機関の利用を検討してください。
秋の出雲で「全肉」を味わう週末に
全肉祭in出雲2026は、10月17日(土)・18日(日)の10時から21時まで、出雲だんだん広場で開かれます。約70店舗・200アイテム以上の「肉」料理に加え、ステージや縁日、ワイン試飲まで楽しめる2日間です。
700年以上前から良い牛の産地として名を残してきた出雲で、畜産・海産・農産の「肉」を食べ比べる体験は、この土地ならではの秋の楽しみ方です。出かける前に公式SNSで出店ラインナップと当日の天気をチェックし、電車か予約制駐車場でアクセスを確保しておきましょう。お気に入りの一皿に出会えたら、店主さんに「だんだん」と伝えてみてください。
