国道246号線を三宿の交差点に向かって歩くと、見慣れた赤い看板が目に入ります。1985年に開店し、東京都内にある天下一品のなかでいちばん古い店舗として41年間営業を続けてきた「天下一品 池尻店」(世田谷区池尻3)が、2026年11月3日に閉店します。三軒茶屋経済新聞が10月30日に報じ、Yahoo!ニュースのトピックスにも取り上げられました。
閉店の理由はビルの老朽化に伴う建て替えです。人気が落ちたわけではなく、9月に閉店を発表してからは、長年の常連客だけでなく初めて訪れる人も目立って増えたそうです。最後の3日間には記念のグッズ配布も予定されています。
この記事でわかること
- 池尻店の閉店日・閉店理由・営業時間などの基本情報
- 都内最古の店として歩んだ41年と、店長が語った今後の夢
- 京都の屋台から始まった天下一品と「こってり」スープの意外な歴史
- 最終日までに訪れるなら知っておきたい混雑対策と家族連れのポイント
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天下一品 池尻店が11月3日に閉店 決まっていること一覧
まずは報道で明らかになっている内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 天下一品 池尻店 |
| 所在地 | 東京都世田谷区池尻3(国道246号線沿い・三宿交差点近く) |
| 開店 | 1985年(昭和60年) |
| 閉店日 | 2026年11月3日 |
| 閉店理由 | ビルの老朽化に伴う建て替え |
| 営業時間 | 11時〜23時 |
| 席数 | カウンター17席、テーブル2卓8席(計25席) |
| 閉店企画 | 11月1日〜3日、ラーメンを食べた人に数量限定でオリジナルグッズを贈呈 |
グッズは数量限定とされているため、確実に受け取りたい場合は早めの時間帯に訪れるのがよさそうです。最新の営業状況は天下一品の公式サイトの店舗ページで確認できます。
1985年開店 都内最古の店舗として歩んだ41年
池尻店が開店した1985年は、天下一品が京都で1号店を構えてから10年ほどたった時期にあたります。関西発のラーメンチェーンが東京に根付いていく、その最初期から営業を続けてきた店というわけです。現在、都内には21店舗がありますが、池尻店はその中で最も古い存在です。
店長が語った「愛されている実感」
店長の松山政史さんは、取材に対して「9月に閉店を発表した後、既存客だけでなく新規客も思った以上に多く来店し、皆さんに愛されていることを実感した」と話しています。近隣に住む人にとっては、学生時代から通い続けた「いつもの一杯」だったという声も少なくありません。
次の夢は「246号線に行列を」
意外と前向きな話題もあります。松山店長は三軒茶屋への出店を検討しているそうです。さらに「毎年10月1日はラーメン1杯無料クーポンを配布する天下一品祭りが全店で行われる。その時に246号線沿いを行列にするのも夢」とも語っています。池尻店そのものは幕を閉じますが、同じ沿線で味が受け継がれる可能性は残されています。
屋台から194店へ 天下一品と「こってり」スープの意外な歴史
実は、天下一品のスタートは店舗ではなく1台の屋台でした。創業者の木村勉さんが1971年に京都で屋台を始めたとき、初日に売れたのはわずか11杯だったと伝えられています。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1971年 | 京都で屋台として創業 |
| 1975年 | 京都市左京区に1号店(現在の総本店)を開店 |
| 1985年 | 東京・池尻店が開店 |
| 1999年 | 10月1日を「天一の日」とするキャンペーンを開始 |
| 2026年 | 創業55周年。フランチャイズを含め194店を展開 |
3年9か月かけて生まれた門外不出のスープ
当時の京都はラーメン店の激戦区でした。木村さんは「自分にしか作れない味」を求めて試作を重ね、約3年9か月をかけて看板の「こってり」スープを完成させたと言われています。鶏ガラをベースに野菜を煮込んだ、箸が立つほどと形容されるとろみのあるスープで、その製法は社内でもごく一部の人しか知らないとされています。
「天一の日」は語呂合わせから
ちなみに、店長の話に出てきた10月1日の「天下一品祭り」は、略称の「天一(てんいち)」と「10(テン)・1(イチ)」をかけた語呂合わせから生まれました。1999年に始まり、日本記念日協会にも登録されています。この日にラーメンを食べると無料券がもらえるため、毎年各地の店舗に行列ができることで知られています。
最終日までの3日間 混雑を避けて訪れるコツ

閉店が近い人気店は、最終日に向けて来店客が増えるのが一般的です。席数が25席と限られている池尻店では、時間帯の選び方で待ち時間が大きく変わると考えられます。
- 開店直後の11時台を狙う:昼のピーク(12時〜13時)前は比較的入りやすい時間帯です
- 14時〜17時の中休み時間:ランチと夕食の谷間で、待ち時間が短くなる傾向があります
- 最終日の11月3日(祝日)は余裕を持つ:文化の日で休日にあたるため、行列を想定しておくと安心です
- グッズ目当てなら初日の11月1日も候補:数量限定のため、日が進むほど在庫が減る可能性があります
国道246号線沿いの歩道は幅が限られる場所もあるため、並ぶ際は通行の妨げにならないよう店舗スタッフの案内に従いましょう。
子連れ・家族で訪れるときに知っておきたいこと

実際に家族で「最後の一杯」を味わいに行く場合は、席の構成を頭に入れておくとスムーズです。池尻店はカウンター17席が中心で、テーブル席は2卓8席のみです。4人以上で並んで座りたい場合は、テーブルが空くまで待つこともあります。
こってりスープは濃厚なので、小さな子どもには「あっさり」を選ぶ、取り分け用の小皿をお願いするなど、量と味の濃さを調整すると食べやすくなります。現地で迷わないよう、事前に家族で食べたいメニューを決めておくのもおすすめです。
天下一品 池尻店の閉店に関するよくある質問

Q. 天下一品 池尻店はいつ閉店しますか?
A. 2026年11月3日に閉店します。理由はビルの老朽化に伴う建て替えです。
Q. 池尻店はなぜ「都内最古」と言われているのですか?
A. 1985年の開店で、現在都内にある天下一品21店舗の中で最も古い店舗だからです。
Q. 閉店前にもらえる限定グッズはありますか?
A. 11月1日〜3日にラーメンを食べた人に、数量限定で天下一品のオリジナルグッズが贈られる予定とのこと。なくなり次第終了と考えておきましょう。
Q. 池尻店の営業時間は何時から何時までですか?
A. 報道によると11時〜23時です。閉店日前後は変更の可能性もあるため、公式サイトの店舗情報を確認してください。
Q. 近くで天下一品の味を楽しめる店は今後できますか?
A. 店長の松山さんは三軒茶屋への出店を検討していると話しています。2026年10月31日時点で正式な出店発表はありません。
Q. 天下一品はいつ、どこで創業したのですか?
A. 1971年に京都の屋台から始まり、1975年に京都市左京区に1号店を開きました。2026年で創業55周年を迎えています。
池尻店の「最後の一杯」を味わうために
41年にわたって池尻の街角で湯気を上げてきた天下一品 池尻店は、11月3日でその役目を終えます。閉店の理由は建て替えで、店長は新たな出店の夢も語っているので、悲しいだけの別れではないのかもしれません。寂しさの中にも、次の一歩への期待が感じられる閉店でしょう。
思い出の一杯をもう一度味わいたい人は、混雑しにくい時間帯を選び、11月1日からの限定グッズもあわせてチェックしてみてください。訪れる前に公式サイトで最新の営業情報を確認しておくと安心です。
