北海道・道南の国道227号沿いにある道の駅あっさぶが、2026年10月8日(木)にリニューアルオープンします。北海道の道の駅情報サイト「北の道の駅」の公式発表によると、開店準備のため9月28日から10月7日までは休館となり、オープン直後の10月10日(土)・11日(日)・12日(月)の3日間には記念の催しが予定されています。
厚沢部町(あっさぶちょう)は、実は日本の食卓に欠かせないじゃがいも「メークイン」の発祥の地として知られる町です。人口3,500人を下回る小さな町の玄関口が、どのように生まれ変わるのか。気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事でわかること
- リニューアルオープン日・休館期間・営業時間
- 10月10日〜12日の記念企画の中身(抽選会・こども縁日・野菜ガチャ)
- 新しい物産センターと映像空間「道の駅シアター」の概要
- メークイン発祥の歴史と、100年続く町の誇り
- 函館からのアクセスと、周辺の立ち寄りスポット
道の駅あっさぶリニューアルオープンの基本情報
まずは日程と営業情報を整理します。休館期間中に訪れてしまう失敗を避けるため、日付は必ず確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リニューアルオープン日 | 2026年10月8日(木) |
| 休館期間 | 2026年9月28日(月)〜10月7日(水) |
| 記念企画 | 10月10日(土)・11日(日)・12日(月) |
| 営業時間(5月〜10月) | 8:30〜18:00 |
| 営業時間(11月〜4月) | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 12月30日〜1月5日 |
| 所在地 | 北海道檜山郡厚沢部町緑町72-1(国道227号沿い) |
| 電話 | 0139-64-3738 |
10月は夏季営業時間の最終月にあたり、オープン初週は18:00まで営業する見込みです。11月からは冬季時間の17:00閉店に切り替わるため、夕方に立ち寄る予定の方は時期によって1時間の差があることを覚えておくと安心でしょう。
もともとはどんな道の駅だったのか
道の駅あっさぶは1995年4月11日に登録された、道南でも古くからある道の駅のひとつです。厚沢部町の公式サイトによると、これまでの施設には地場産野菜や特産品を扱う「あっさぶ町物産センター」、もちもちコロッケと牛乳ソフトが名物の軽食コーナー「百姓屋」があり、駐車場は約60台、EV充電器(普通・急速)や無料Wi-Fiも備えていました。
地元の方にとっては、朝どれ野菜を買いに行く「町の直売所」という存在でした。登録から約31年、建物の老朽化と売り場の手狭さが課題となっていたことが、今回の建て替えにつながっています。
生まれ変わる施設の見どころ
今回のリニューアルの中心は、地場産品を並べる物産センターの建て替えです。北海道新聞の報道によると、町は基本設計の段階で隣接する緑町コミュニティセンターを取り壊して用地に充て、物産センターの面積を約1.5倍に広げ、駐車場も拡大する計画をまとめていました。2026年度中の開業を目指すとされていた計画が、今秋いよいよ形になる格好です。
直径約10mの円形映像空間「道の駅シアター」
道の駅あっさぶの商業施設の公式サイトでは、直径約10mの円形映像空間「道の駅シアター」と飲食テナントコーナーが紹介されています。高さ約2.3m・幅約10.9mのLEDスクリーン2面をパノラマ状に配置し、厚沢部の四季や箱館戦争の歴史などを映像で紹介する構成です。
ちなみに、デジタル合成で「偉人との記念撮影」ができる双方向型のコンテンツも用意されているとのこと。単に買い物をして帰るだけでなく、町の成り立ちを数分で体感できる仕掛けは、道南の道の駅ではあまり例がありません。雨の日の立ち寄り先としても重宝しそうです。
売り場拡大で期待されること
- メークインや季節野菜の品ぞろえ増加 — 秋は収穫したての新じゃがが並ぶ時期です
- 観光バス・キャンピングカーの受け入れ — 駐車場の拡大で国道227号の休憩拠点としての機能が高まります
- 飲食テナントの充実 — 名物のコロッケや牛乳ソフトに加え、新しい軽食の登場にも注目です
テナントの具体的な顔ぶれやメニュー価格は、オープン日に合わせて順次発表される見込みです。最新情報は「道の駅あっさぶ・厚沢部町観光協会」のFacebookページで発信されています。
10月10日〜12日の記念企画の内容
オープン直後の3日間は、町をあげた記念企画が予定されています。公式発表で明らかになっている内容は次のとおりです。
| 企画 | 内容 |
|---|---|
| おらいも焼き無料配布 | 町のキャラクター名を冠したご当地おやつを無料で配布 |
| 米すくい | 地元産の米をすくって持ち帰れる企画 |
| メークインの塩煮配布 | 発祥の地ならではの素朴な味を試食 |
| ダンボール迷路 | 子ども向けの体験コーナー |
| こども縁日 | ヨーヨーすくい・射的 |
| いもいもキャッチャー | UFOキャッチャー形式のじゃがいもゲーム |
| 野菜ガチャ | 何が出るかお楽しみの野菜ガチャ |
| 大抽選会 | メークイン100kgを含む豪華景品 |
大抽選会の抽選券は、直売所で5,000円以上購入すると配布され、配布は10月12日までの予定です。メークイン100kgという景品は、発祥の町らしいスケールですが、持ち帰り方法は当日の案内を確認しておきましょう。
「いもいもキャッチャー」や「野菜ガチャ」のように、じゃがいもや野菜を遊びに変える発想は、農業の町ならではのユーモアです。家族連れで訪れると、子どもたちにとっても野菜を身近に感じるきっかけになるでしょう。
厚沢部町が「メークイン発祥の地」と呼ばれる理由
道の駅あっさぶの主役ともいえるメークイン。実はこの品種が日本に根付いた背景には、厚沢部町の試験場の存在がありました。
大正14年の試作から始まった歴史
メークインはイギリス原産のじゃがいもで、1917年(大正6年)ごろに日本へ持ち込まれました。ところが病害虫に弱く栽培が難しいことから、当初はなかなか広まりませんでした。
転機になったのが、1925年(大正14年)から1927年(昭和2年)にかけて、厚沢部町にあった北海道庁桧山農事試作場で行われた試験栽培です。ここでメークインの成績が良く、気候風土に適していると判断されたことで、檜山地方の奨励品種に選ばれました。1976年(昭和51年)には、指導者の功績をたたえて厚沢部町農協の構内に「メークイン発祥の地」の碑が建てられています。
知っておくと面白いメークインの豆知識
- ビタミンCが豊富 — 厚沢部町の公式情報によると100gあたり25〜30mgを含み、加熱しても壊れにくいとされています
- 煮崩れしにくい — 肉質が粘質でなめらかなため、カレーやシチュー、おでんに向いています
- 花は薄紫色 — 花弁の先が白いのが特徴で、初夏の畑は意外と華やかです
- 全国の産地を支える種いも — 厚沢部町は種いもの出荷拠点でもあり、全国のメークイン栽培を陰で支えています
町のイメージキャラクター「おらいも君」は、メークインをモデルにした長い顔が特徴です。記念企画の「おらいも焼き」も、このキャラクターにちなんだ名前です。
ギネス記録を持つジャンボコロッケ
ちなみに厚沢部町は、900人分のジャンボコロッケでギネス世界記録を2022年と2024年に達成しています。道の駅の名物「もちもちコロッケ」とあわせて、じゃがいもへのこだわりが町全体に息づいていることが伝わるエピソードです。
小さな町の大きな挑戦という背景

厚沢部町の人口は3,500人を下回り、全国の多くの地方と同じく人口減少という課題を抱えています。町は公式サイトで自らを「素敵な過疎のまち」と名乗り、課題を前向きに打ち出す姿勢で知られています。
2021年からは、都市部の家族が1〜2週間ほど町に滞在し、子どもを地元の保育園に預けながら暮らしを体験する「保育園留学」をスタートしました。この取り組みは話題を呼び、全国40以上の地域に広がるモデルになりました。2023年には国土交通省関連の表彰で最高位の評価を受けています。
また、メークイン発祥から100年の節目となった2025年に向けては、じゃがいもの形をモチーフにした緑と黄色のロゴを新たに作るなど、ブランドづくりにも力を入れてきました。今回の道の駅リニューアルは、こうした町づくりの流れの延長線上にある「町の顔」の刷新と位置づけられます。
道の駅あっさぶへのアクセスと周辺の立ち寄り先
車でのアクセス
道の駅あっさぶは、函館市内から車で約1時間。国道227号を江差方面へ向かう途中、厚沢部町の中心部にあります。道南ドライブの休憩地点として立ち寄りやすい立地です。
- 函館市内 → 国道227号経由 → 道の駅あっさぶ:約1時間
公共交通機関の場合は、函館駅前から江差方面行きの路線バスを利用する方法があります。本数が限られるため、時刻表を事前に確認しておきましょう。
あわせて訪れたい「館城跡」
歴史好きの方におすすめなのが、町内にある館城跡です。館城は箱館戦争の直前、松前藩が旧幕府軍の上陸にそなえて内陸部に築いた城で、「日本最後の和式築城」とされています。完成直後に旧幕府軍の攻撃を受けて落城したという、短くも劇的な歴史を持つ場所です。
道の駅シアターで箱館戦争の映像を見てから館城跡に向かうと、現地の土塁や空堀の見え方が変わってきます。国道227号から城跡までは案内表示が要所に出ています。
メークインを自宅で楽しむための準備
現地で新じゃがを買い込む予定の方は、持ち帰りと保存の準備をしておくと失敗がありません。
保冷バッグ・折りたたみコンテナ
じゃがいもは重く、10kg箱になると手提げ袋では運べません。車移動なら折りたたみコンテナを1つ積んでおくと、野菜がつぶれず便利です。
じゃがいも保存袋
光に当たると皮が緑化するため、自宅では遮光タイプの野菜保存袋に入れ、冷暗所で保存すると長持ちします。
野菜保存袋 じゃがいも 玉ねぎ 保存袋 麻袋 鮮度 野菜ストッカー ジャガイモ ポテト オニオン 保存容器 袋 バッグ ジュート ベジバッグ ベジタブルストッカー キッチン収納
1,049円 (税込)
ピーラー
メークインは芽が浅く皮がむきやすいのが長所です。切れ味の良いピーラーがあれば、細長い形でも手早く下ごしらえできます。
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980円 (税込)
道の駅あっさぶリニューアルに関するよくある質問
Q1. 道の駅あっさぶのリニューアルオープン日はいつですか?
A. 2026年10月8日(木)です。開店準備のため、9月28日から10月7日までは休館となります。
Q2. 記念企画はいつ開催されますか?
A. 10月10日(土)・11日(日)・12日(月)の3日間です。おらいも焼きの無料配布、米すくい、こども縁日、大抽選会などが予定されています。
Q3. 大抽選会の抽選券はどうすればもらえますか?
A. 直売所で5,000円以上購入すると抽選券が配布されます。配布期間は10月12日までの予定です。
Q4. 営業時間は何時から何時までですか?
A. 5月〜10月は8:30〜18:00、11月〜4月は9:00〜17:00です。12月30日〜1月5日は休業日となります。
Q5. 函館から車でどのくらいかかりますか?
A. 函館市内から国道227号経由で約1時間です。江差方面へ向かう途中にあります。
Q6. 名物のコロッケや牛乳ソフトはリニューアル後も食べられますか?
A. 飲食テナントの詳細は順次発表される見込みです。最新情報は「道の駅あっさぶ・厚沢部町観光協会」のFacebookページで確認できます。
Q7. なぜ厚沢部町がメークイン発祥の地なのですか?
A. 1925年から1927年にかけて、町内の北海道庁桧山農事試作場でメークインの試験栽培が行われ、成績が良かったことから檜山地方の奨励品種となったためです。1976年には「メークイン発祥の地」の碑が建てられています。
新しくなった道の駅あっさぶで町の100年を味わう
道の駅あっさぶのリニューアルは、10月8日のオープン、10日から12日の記念企画と、10月前半に見どころが集中しています。9月28日から10月7日は休館なので、日程を間違えないように注意しましょう。
メークインが日本に根付くきっかけをつくった町で、秋の新じゃがを手に取り、道の駅シアターで町の歴史にふれる。そんな少し寄り道の多い道南ドライブを計画してみると、いつもの国道227号が違って見えてくるはずです。出かける前には、公式Facebookで最新の営業情報をチェックしておきましょう。
