2026年9月4日、国土交通省は全国の道の駅に新たな3駅を登録したと発表しました。これにより道の駅の総数は1,234駅に。今回登録されたのは、神奈川県松田町の「やどりきテラス 清流の里」、兵庫県丹波篠山市の「こんだ温泉ぬくもりの郷」、熊本県天草市の「くらたけ天草戦国ミュージアム」の3駅です。
サウナ付き温浴施設、一億年前の地層から湧く温泉、戦国時代の歴史ミュージアム——それぞれに個性あふれるこの3駅の魅力と、訪問前に知っておきたい情報を詳しくお届けします。
- 2026年秋に新規登録された道の駅3駅の場所・特徴・オープン時期
- 各駅の見どころ・グルメ・温泉・体験コンテンツ
- アクセス方法と周辺の観光スポット
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神奈川県「やどりきテラス 清流の里」——丹沢の玄関口に誕生したサウナ&宿泊拠点
神奈川県足柄上郡松田町寄(やどりき)に位置する「やどりきテラス 清流の里」は、老朽化した寄自然休養村管理センターを約2.2億円かけて全面改修した施設です。2026年5月にリニューアルオープンし、9月4日に道の駅として正式に登録されました。神奈川県内では6番目の道の駅となります。
施設の全容
丹沢大山エリアへの玄関口という立地を活かし、登山客やドライブ旅行者の拠点として設計されています。主な設備は次のとおりです。
- 入浴・サウナ施設:日帰り入浴は土日祝の13:00〜16:00に営業。料金は1,000円で、サウナも利用可能
- 宿泊施設:グループや家族での滞在に対応した客室を完備
- バーベキュー施設:屋外で地元食材を楽しめるスペース
- EV充電施設:電気自動車ユーザーへの対応も万全
- 物販コーナー:地元のとれたて野菜や手作り品を販売
アクセスと周辺情報
住所は神奈川県足柄上郡松田町寄3415。バス停「寄」のすぐ隣にあり、小田急線新松田駅からバスで約25分です。東名高速道路の大井松田ICからは車で約20分。11月14日にはオープニング式典が予定されており、本格的な道の駅としての運営がスタートします。
意外と知られていませんが、松田町寄地区は「ロウバイまつり」や「寄しだれ桜まつり」で地元では有名なエリア。四季折々の花を楽しみながら立ち寄れるのも魅力のひとつです。
兵庫県「こんだ温泉ぬくもりの郷」——一億年前の地層から湧く温泉と丹波焼の湯舟

兵庫県丹波篠山市今田町に誕生する「こんだ温泉ぬくもりの郷」は、丹波篠山市内初となる道の駅です。もともと1999年に開湯した日帰り温浴施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」を改修・拡充するプロジェクトで、2026年度下半期の開業を目指しています。
温泉の特徴
最大の魅力は、地下約1,300メートル、一億年前の地層から湧出する天然温泉です。泉質はアルカリ性単純弱放射能温泉で、湯温は約30度前後。肌あたりがやわらかく、リピーターの多い温泉として知られています。
ちなみに、大浴場には2つの個性的な浴室が用意されています。
| 浴室名 | 特徴 |
|---|---|
| 丹波焼風呂 | 日本六古窯のひとつ・丹波焼を湯舟・露天風呂・床にふんだんに使用 |
| 丹波石風呂 | 丹波特産の丹波石をあしらった重厚感ある空間 |
道の駅としての新機能
改修後は温泉に加えて、丹波篠山黒大豆・丹波茶・丹波焼などの特産品販売所やレストランが充実する予定です。「多世代が楽しく過ごせる場」をコンセプトに掲げており、温泉だけでなく地域の食文化や伝統工芸に触れられる拠点になると見込まれています。
丹波篠山といえば秋の黒枝豆シーズン(10月上旬〜下旬)が有名で、毎年この時期には関西圏から多くの観光客が訪れます。道の駅オープンと黒枝豆シーズンが重なれば、地域経済への波及効果は大きいでしょう。
熊本県「くらたけ天草戦国ミュージアム」——国指定史跡・棚底城跡の歴史を体感

2026年11月22日にオープン予定の「くらたけ天草戦国ミュージアム」は、熊本県天草市倉岳町に新設される道の駅です。天草市内では6カ所目の道の駅となり、天草の「東の玄関口」として周遊観光の拠点を担います。
戦国ミュージアムの見どころ
施設名にもある「天草戦国ミュージアム」は、国指定史跡「棚底城跡」の魅力を伝えるために設置されます。入館料は無料というのがうれしいポイントです。
棚底城は14世紀後半から16世紀後半にかけて使われた中世の山城で、天草を分割統治した「天草五人衆」(天草氏・志岐氏・上津浦氏・栖本氏・大矢野氏)の争奪戦の舞台となりました。実は城跡からは中国製の青磁やベトナム製の茶碗といった海外の焼物も出土しており、戦国時代にすでに海を越えた国際交易が行われていたことを示す貴重な遺跡です。
ミュージアム内では天草五人衆の合戦を紹介するドラマ上映もあり、歴史ファンはもちろん、お子さんの学びの場としても楽しめます。
施設概要とアクセス
- 住所:熊本県天草市倉岳町棚底1619-2
- 駐車場:71台分を完備(24時間利用可能)
- その他施設:カフェ、マルシェ(定期開催予定)、子育て支援施設、トイレ(24時間)、天草市役所支所
- オープン日:2026年11月22日
天草へは熊本市内から車で約2時間。天草五橋を渡る絶景ドライブルートが人気で、道中にはイルカウォッチングの拠点もあります。道の駅をゴール地点に設定して、天草半島を縦断するドライブプランを組むのもおすすめです。
2026年の道の駅トレンド——「立ち寄り」から「目的地」へ
今回の3駅に共通するのは、単なるトイレ休憩や土産物購入の場ではなく、「わざわざ行きたい目的地」としての機能を持っている点です。
やどりきテラスはサウナ・宿泊、こんだ温泉は天然温泉と伝統工芸、くらたけは歴史ミュージアムとカフェ——それぞれが地域の資源を最大限に活用した体験型の施設になっています。
国土交通省の統計によると、全国の道の駅の年間利用者数は延べ約2億人を超えるとされています。コロナ禍以降のドライブ旅行・車中泊ブームも相まって、道の駅への注目度は年々高まっている状況です。
古くから「道の駅は地方活性化の切り札」と言われてきましたが、2026年の新規登録駅を見ると、その進化のスピードは加速しているように見えます。温泉、ミュージアム、サウナ、キャンプ——次に訪れる道の駅は、きっと想像以上の体験を提供してくれるはずです。
よくある質問

Q. 2026年秋に新規登録された道の駅は何駅ですか?
A. 2026年9月4日に「やどりきテラス 清流の里」(神奈川県)、「こんだ温泉ぬくもりの郷」(兵庫県)、「くらたけ天草戦国ミュージアム」(熊本県)の3駅が登録され、全国の道の駅は合計1,234駅になりました。
Q. やどりきテラスのサウナは毎日利用できますか?
A. 日帰り入浴(サウナ含む)は土日祝のみの営業で、時間は13:00〜16:00、料金は1,000円です。平日は休業となりますのでご注意ください。
Q. こんだ温泉ぬくもりの郷のオープン日はいつですか?
A. 2026年度下半期(秋〜冬頃)の開業を予定していますが、具体的な日付は2026年9月時点では未公表です。丹波篠山市の公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. くらたけ天草戦国ミュージアムの入館料はいくらですか?
A. 入館料は無料です。天草五人衆の合戦を紹介するドラマ上映なども無料で楽しめます。
Q. 天草の道の駅くらたけへのアクセス方法は?
A. 熊本市内から車で約2時間です。天草五橋を渡って天草市内に入り、国道266号線沿いに倉岳町方面へ進みます。駐車場は71台分で24時間利用可能です。
Q. 道の駅は全国に何駅ありますか?
A. 2026年9月時点で全国1,234駅が登録されています。1993年の制度開始以来、毎年新規登録が行われており、地方創生の拠点として増え続けています。
Q. 丹波篠山の黒枝豆シーズンはいつですか?
A. 例年10月上旬〜下旬が収穫・販売のピークです。この時期に合わせて「こんだ温泉ぬくもりの郷」を訪れると、道の駅で新鮮な黒枝豆を購入できる可能性があります。
秋のドライブ旅行に新しい道の駅を組み込もう
2026年秋に登録された3つの道の駅は、どれも「ここでしかできない体験」を持つ施設ばかりです。丹沢の清流沿いでサウナを楽しむもよし、一億年前の温泉に浸かるもよし、戦国時代の海上交易に思いを馳せるもよし。
秋は気候もドライブに最適な季節です。次の週末の行き先候補に、ぜひ新しい道の駅を加えてみてはいかがでしょうか——と言いたいところですが、まずは各施設の公式サイトで営業時間やオープン状況を確認してから出発するのが確実です。特にこんだ温泉ぬくもりの郷は正式なオープン日が未発表のため、最新情報のチェックをおすすめします。
