北九州のうどんチェーン「資さんうどん」の名前を、最近ニュースで見かける機会が増えています。2026年10月だけでも、愛知県への初進出、大阪府内7店舗目のオープン決定、デリバリー対応店の拡大、台北2号店の開業と、話題が立て続けに発表されました。
2024年10月にすかいらーくホールディングスのグループに入った時点で74店舗だったチェーンは、2026年9月末には121店舗に。約2年で47店舗が増えた計算です。九州の人にとっては「いつものうどん屋さん」が、なぜいま全国で注目されているのでしょうか。
この記事でわかること
- 2026年10月に発表された資さんうどんの最新ニュース
- 店舗数が2年で74店舗から121店舗に増えた背景
- 関東進出のときの行列と、地元民が語る「資さん」の位置づけ
- 肉ごぼ天うどん・ぼた餅など、まず食べたい定番メニュー
- 今後の出店計画と、台湾での展開
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資さんうどんが急上昇している理由 2026年10月の最新ニュース
検索数が伸びているのは、ひとつの出来事ではなく、複数の発表が短い期間に重なったためです。10月に公式発表や報道があったものを時系列で並べると、次のようになります。
| 発表日 | 内容 |
|---|---|
| 2026年10月13日 | 東海地域1号店「資さんうどん 熱田一番店」の出店を発表(愛知県名古屋市・2027年1月下旬オープン予定) |
| 2026年10月13日 | 台湾・台北2号店が信義区の商業施設「ATT4FUN」4階にオープン |
| 2026年10月29日 | 「出前館」の対象店舗に25店舗を追加し、合計94店舗に拡大 |
| 2026年10月30日 | 「資さんうどん 和泉観音寺店」(大阪府和泉市)を11月25日にオープンすると発表 |
とくに反響が大きかったのが、愛知県への初出店です。名古屋は「きしめん」や「味噌煮込みうどん」など独自のうどん文化が根づいた土地。そこへ北九州のうどんが乗り込む構図が、多くのメディアで取り上げられました。
大阪・和泉観音寺店の概要
近畿エリアでも出店が続いています。11月25日にオープンする和泉観音寺店のプレスリリースによると、概要は次のとおりです。
- 所在地:大阪府和泉市観音寺町694番
- オープン日時:2026年11月25日(水)午前8時
- 営業時間:7時〜24時
- 席数:85席(駐車場あり・施設複合駐車場)
- 位置づけ:大阪府内7店舗目、チェーン全体で124店舗目
同リリースでは、展開エリアが1都2府16県に広がったことも明かされています。
2年で47店舗増 すかいらーくグループ入りが転機に
資さんうどんは1976年に北九州市で創業しました。長いあいだ九州を中心に店を構えてきたチェーンでしたが、大きな転機になったのが2024年10月のすかいらーくホールディングスによるグループ化です。
| 時期 | 店舗数・出来事 |
|---|---|
| 2024年10月 | すかいらーくグループ入り(74店舗) |
| 2024年12月 | 関東1号店「八千代店」(千葉県八千代市)オープン |
| 2025年2月 | 東京1号店「両国店」(墨田区)オープン |
| 2025年4月 | 埼玉県鴻巣市に出店 |
| 2025年 | 年間20店舗を出店(業態転換11店舗・新規9店舗) |
| 2026年6月 | 海外1号店を台湾にオープン |
| 2026年9月末 | 121店舗 |
出店スピードを支えているのが「業態転換」という手法です。すかいらーくグループが運営してきた既存店舗を、資さんうどんに切り替えて営業します。実は、名古屋の熱田一番店も、同グループのハワイアンレストラン「ラ・オハナ 熱田一番店」からの転換です。ゼロから土地を探して建物を建てるより短期間で開業できるため、一気に店舗網を広げられるわけです。
流通ニュースの報道によると、2025年12月期の売上高は前年比50%増。2026年は国内で30店舗、台湾で3店舗の出店を計画しており、2027年度以降は年間50〜60店舗のペース(業態転換が9割、新規出店が1割の見込み)を目指すとされています。
関東進出の初日は170人が行列 地元民にとっての「資さん」
関東での反響は、オープン初日から数字に表れていました。2024年12月の八千代店では開店前に約100人が列をつくり、2025年2月24日の両国店では最大170人程度が並んだと日本経済新聞が報じています。両国店の開店時の行列は「過去最高レベル」だったそうです。
ちなみに八千代店は24時間営業・130席という大型店。深夜まで、あるいは24時間開いている店舗が多いのも資さんうどんの特徴です。
北九州では「生活の一部」

地元民は「うどん屋」というより、朝ごはんから飲んだあとの締めまで使えるファミリーレストランのような感覚で資さんを利用しています。うどんだけでなく、そば・丼・カレー・おでんまでそろい、メニューは150種類以上。家族の誰が行っても食べたいものが見つかる構成が、長く愛されてきた理由のひとつと考えられます。
九州から関東へ引っ越した人が「やっと近くで食べられる」と新店舗の情報をSNSで共有する光景も、出店のたびに見られるようになりました。上京組の“ふるさとの味”が、関東の人にとっては“新しい味”として受け入れられている点が、ブームの面白いところです。
まず食べたい定番メニュー 肉ごぼ天うどんとぼた餅
初めて訪れるなら、定番から押さえるのが安心です。とくに名前が挙がりやすいメニューをまとめました。

| メニュー | 特徴 |
|---|---|
| 肉ごぼ天うどん | 甘辛く煮た牛肉と、ごぼうの天ぷらを両方のせた看板メニュー |
| かしわおにぎり | 鶏肉の炊き込みごはんのおにぎり。うどんとの組み合わせが定番 |
| ぼた餅 | レジ横などで販売される名物。年間830万個を販売 |
| もつ鍋うどん・焼きうどん | 九州らしさを感じられる一品 |
| おでん・カレー・丼 | うどん以外のメニューも充実 |
意外と知られていないのが、ぼた餅の販売数です。年間830万個という数字は、うどん店のサイドメニューとしては群を抜いています。食事のあとに1個、持ち帰りにもう1個と手が伸びる人が多く、地元では「資さんに行ったらぼた餅」が半ばお約束になっています。
実際に店で食べてみると、まず麺のやわらかさに気づく人が多いでしょう。麺は、讃岐うどんのような強いコシよりも、やわらかさと甘めのだしとのなじみを大切にした北九州らしいスタイル。讃岐うどんに慣れた人ほど、食べ比べると違いがはっきり感じられるはずです。
台湾にも進出 社長が語る「100店舗規模」の構想
国内だけでなく、海外展開も本格化しています。2026年6月に台湾1号店をオープンし、10月13日には台北2号店が信義区の「ATT4FUN」4階に開業しました。

- ごぼ天うどん:130元
- しあわせセット:ミニうどん+ミニ丼+名物ぼた餅
- 台湾限定メニュー:九州名物おでん、豚骨スープや牛肉すき焼きの鍋焼きうどん
- 営業時間:11時〜22時(金・土曜は23時まで)
流通ニュースの取材に対し、金谷実社長は「台湾で100店舗規模出店できるのではないかと考えています。台湾でうまくいけば、マレーシア、インドネシアでの展開も検討する」と語っています。北九州の日常食が、アジアの日常食になる日が来るかもしれません。
よくある質問
Q. 資さんうどんはどこの会社ですか?
A. 本社は福岡県北九州市小倉南区にあり、1976年に北九州市で創業しました。2024年10月からすかいらーくホールディングスのグループ会社です。
Q. 現在の店舗数は何店舗ですか?
A. 2026年9月末時点で121店舗です。11月25日オープンの和泉観音寺店がチェーン全体で124店舗目にあたると発表されています。
Q. 愛知県の店舗はいつオープンしますか?
A. 東海地域1号店の「資さんうどん 熱田一番店」(名古屋市)が、2027年1月下旬にオープン予定です。
Q. 東京にも店舗はありますか?
A. あります。2025年2月に東京1号店の両国店(墨田区)がオープンし、その後も関東での出店が続いています。
Q. デリバリーで注文できますか?
A. 「出前館」では、2026年10月29日から25店舗が加わり、94店舗で注文できるようになりました。対象店舗はアプリで確認できます。
Q. 名物のぼた餅はどのくらい売れていますか?
A. 公式発表によると、年間の販売数は830万個です。
Q. 24時間営業の店舗はありますか?
A. あります。関東1号店の八千代店は24時間営業です。ただし営業時間は店舗ごとに異なり、和泉観音寺店は7時〜24時です。
近くに資さんうどんができたら、まずは一杯

資さんうどんは、すかいらーくグループ入りから約2年で74店舗から121店舗へと拡大し、2026年10月には愛知初進出、大阪7店舗目、出前館94店舗、台北2号店と話題が続きました。2027年度以降は年間50〜60店舗のペースが計画されており、あなたの街に店ができる日もそう遠くないかもしれません。
新しい店舗ができたら、まずは肉ごぼ天うどんとかしわおにぎり、そして締めのぼた餅という王道の組み合わせから試してみてください。最新の出店情報は公式サイトのニュースで随時発表されています。

