韓国で大ブームの新感覚かき氷「糸ピンス(シルタレビンス)」が、2026年の夏に日本でも注目を集めています。絹糸のように細く削られた氷が高く積み上げられ、フォークとナイフで切り分けて食べるスタイルは、従来のかき氷の概念を覆す存在と言われています。TikTokでは「#糸ピンス」のハッシュタグが急上昇し、同じく2026年夏のトレンドスイーツとして話題のエンジェルヘアーチョコや3Dアイスと並んで、SNS映えスイーツの代表格になりつつあるでしょう。
- 糸ピンスとは何か(通常のかき氷との違い)
- 東京都内で食べられるお店と値段
- 人気フレーバーと味の特徴
- 韓国での人気の背景とSNSでの拡散
- 自宅で楽しむ方法と家庭用マシン選び
- カロリーや健康面の特徴
糸ピンスとは何か 従来のかき氷との根本的な違い
糸ピンスは韓国語で「シルタレビンス(실타래빙수)」と呼ばれ、「シルタレ(絹糸)」と「ビンス(かき氷)」を組み合わせた造語にあたります。ビンス自体の歴史は朝鮮王朝時代(1392〜1897年)にまでさかのぼり、当時は王族だけが口にできる贅沢品でした。政府が「氷庫(ビンゴ)」と呼ばれる貯蔵施設を河沿いに建設し、冬季に天然氷を採取・保存していた記録も残っています。その伝統が現代に進化した形が糸ピンスと考えられるかもしれません。
2025年頃から韓国・ソウルの弘大(ホンデ)や梨泰院(イテウォン)エリアの若者を中心に人気が広がり、2026年には日本にも上陸しました。
| 項目 | 通常のかき氷 | 糸ピンス |
|---|---|---|
| 氷の形状 | 粒状・フレーク状 | 糸状(麺のように細い) |
| 食べ方 | スプーン | フォークとナイフ |
| 食感 | シャリシャリ・ふわふわ | サラサラ・エアリー |
| 見た目 | 山型 | 綿菓子のように高く積み上げた形 |
| 溶ける速度 | やや遅い | 口に入れた瞬間にふわっと消える |
| 頭キーン | 起きやすい | 起きにくいとの声が多い |
実際に食べた人の感想で多いのが「口に入れた瞬間にふわっと溶けて消えていく」というもの。通常のかき氷にありがちな頭がキーンとなる感覚が起きにくいとの声も上がっており、氷スイーツが苦手だった層からも支持を得ているようです。
なぜ「フォークとナイフ」で食べるのか
糸状に削られた氷は非常に軽いため、スプーンですくおうとすると崩れてしまうことがあります。フォークで刺して持ち上げ、ナイフで切り分けるスタイルが食べやすく、まるでパスタを食べているかのような新鮮な体験が味わえるでしょう。この食べ方自体がSNS映えする要素にもなっており、動画撮影をしながら楽しむ来店客も少なくありません。
東京都内で糸ピンスが食べられるお店と値段
2026年7月現在、東京都内で糸ピンスを提供している主な店舗を紹介します。週末は行列になるケースもあるため、平日の午前中を狙うと比較的スムーズに入店できるかもしれません。
NOA COFFEE 原宿店
竹下通り沿いにある人気カフェ「NOA COFFEE原宿店」では、いちご糸ピンス・抹茶糸ピンス・モンブラン糸ピンス(期間限定)を提供しています。予算は1,000円から1,999円程度。公式サイトでは「糸のように細かく削られた氷が生み出す、口どけなめらかでサラサラふわふわの食感」と紹介されており、原宿散策のついでに立ち寄る若者やカップルの姿が目立ちます。なお、同ブランドは銀座にもNOA CAFE GINZA を展開しているため、原宿が混雑している場合は銀座店を候補に入れるのも一つの方法でしょう。
シモキタピンス(下北沢)
下北沢駅から徒歩約3分の糸ピンス専門店。さつまいも味やソーダ味など韓国で人気のフレーバーを取り揃えており、価格帯は1,200円から1,800円。専門店ならではの本格的な糸引き氷が楽しめると評判になっています。
ワーキングホリデー・コネクション 表参道店
表参道エリアのカフェで、パッションフルーツピンス(約1,800円)や抹茶ピンス(約1,400円)を提供。ふわっとエアリーな食感が特徴で、南国フルーツ系のメニューに力を入れている点が他店との差別化ポイントになっているようです。
| 店舗名 | エリア | 価格帯 | 特徴 | 最寄り駅からの距離 |
|---|---|---|---|---|
| NOA COFFEE 原宿店 | 原宿 | 1,000〜1,999円 | フレーバー豊富・銀座にも姉妹店 | 原宿駅 徒歩約5分 |
| シモキタピンス | 下北沢 | 1,200〜1,800円 | 専門店・韓国直輸入フレーバー | 下北沢駅 徒歩約3分 |
| ワーキングホリデー・コネクション | 表参道 | 1,400〜1,800円 | パッションフルーツが看板 | 表参道駅 徒歩約6分 |
人気フレーバーと味の特徴
糸ピンスのフレーバーは大きく「定番」と「注目株」に分かれます。韓国と日本では人気の傾向がやや異なるため、両方を把握しておくと店舗選びの参考になるでしょう。
定番フレーバー
- さつまいも(コグマ)味 — 韓国で圧倒的な支持を得ているフレーバー。甘みと糸氷のふわふわ感が絶妙で、甘党にはたまらない一品と言われています
- 抹茶味 — 日本向けアレンジとして登場。白玉やあんことの相性が良く、和洋折衷の味わいが楽しめることから幅広い世代に受け入れられているようです
- いちご味 — 練乳との王道コンビ。鮮やかなピンク色がSNS映えするため、写真撮影目的で注文する方も多いかもしれません
注目のフレーバー
- ソーダ味 — 鮮烈なブルーカラーで見た目のインパクトが抜群。爽やかな風味は夏の暑さを忘れさせてくれるでしょう
- マンゴー味 — トロピカルな甘みが口いっぱいに広がります。完熟マンゴーを使用する店舗では濃厚さが段違いとの評判も
- きなこ味 — 香ばしいきなこと黒蜜の和テイスト。意外と男性からの支持が厚い隠れ人気フレーバーになりつつあります
ちなみに、韓国・梨泰院の「ティラベント」ではさつまいも味のシルタレビンスが特に話題を集めており、現地旅行の際に立ち寄る日本人観光客も増えているとのこと。
韓国での人気の背景とSNSでの拡散
糸ピンスが韓国で爆発的に広まった背景には、動画映えという要素が大きく関わっています。高く積み上げられた糸状の氷をフォークで崩す瞬間の映像は、TikTokやInstagramのリール動画との相性が抜群。静止画だけでなく動画で「食べる過程」を共有できる点が、従来のかき氷にはなかった拡散力を生み出しました。
健康志向という側面も見逃せません。氷が主原料のため、アイスクリーム(100gあたり約180〜200kcal)と比較するとカロリーは大幅に控えめ。糸ピンス自体は氷+少量のシロップ・トッピングで構成されるため、1食あたり推定150〜250kcal程度と考えられています。フルーツ系トッピングを選べばさらにヘルシーに仕上がるため、ダイエット中でも罪悪感なく楽しめるスイーツとして支持を広げているようです。
加えて、フォークとナイフの食べ方自体が「かき氷なのにレストランのデザートのよう」という新鮮さを演出し、差別化ポイントとして機能しています。2026年夏は3Dアイスやエンジェルヘアーチョコなど新感覚スイーツが次々と登場する中、糸ピンスは「見た目・食感・食べ方」の三方向で独自性を打ち出している点が強みと言えるかもしれません。
自宅で糸ピンスを楽しむ方法と家庭用マシン選び
店舗で食べる糸ピンスに感動して「自宅でも再現したい」と考える方が増えています。家庭用の糸ピンスマシンは5,000円から15,000円程度で購入可能ですが、選び方にはいくつかのポイントがあるため注意が必要です。
| 選定ポイント | 内容 |
|---|---|
| 刃の細かさ | 糸状に削れる専用刃が必須。通常のかき氷機では粒状になってしまう |
| 氷の固定方式 | ブロックアイスを安定して固定できる構造が望ましい |
| 掃除のしやすさ | 刃の取り外しが可能なタイプが衛生面で安心 |
| 対応する氷の種類 | 水から直接製氷できるタイプと、既製ブロックアイス対応タイプがある |
通常のかき氷機では糸状の質感を再現できないため、必ず「糸ピンス対応」「シルタレ対応」と明記された専用品を選んでください。業務用には水から直接製氷して糸状に削り出すマシン(価格帯10万円前後)も存在しますが、家庭用としては冷凍ブロックアイスをセットするタイプが手軽でしょう。
自宅で味のバリエーションを広げるコツとして、牛乳やフルーツジュースをブロック状に凍らせて削る方法が挙げられるでしょう。現地カフェでも牛乳ベースの氷が主流で、水の氷より濃厚な味わいに仕上がります。削る2〜3分前に冷凍庫から出して表面をわずかに溶かしておくと、なめらかな糸状に削れやすくなるとのこと。仕上げにフルーツやあんこ、練乳をトッピングすれば、店舗クオリティに近い一杯が完成するかもしれません。
よくある質問
Q. 糸ピンスと普通のかき氷の一番の違いは何ですか?
氷が糸状に細く削られている点が最大の違いです。食感はサラサラ・エアリーで、スプーンではなくフォークとナイフで食べるスタイルも従来のかき氷とは大きく異なるでしょう。韓国語では「シルタレビンス(실타래빙수)」と呼ばれています。
Q. 東京で食べられるおすすめの店舗はどこですか?
NOA COFFEE原宿店(1,000〜1,999円)、シモキタピンス(1,200〜1,800円)、ワーキングホリデー・コネクション表参道店(1,400〜1,800円)などが挙げられるでしょう。週末は混雑するため、平日午前中の訪問がおすすめでしょう。
Q. 一番人気のフレーバーは何ですか?
韓国ではさつまいも(コグマ)味が圧倒的な支持を得ています。日本国内では抹茶やいちごの人気が高く、和風アレンジを好む傾向が見られるようです。
Q. カロリーはどのくらいですか?
氷が主原料のため、アイスクリーム(100gあたり約180〜200kcal)と比べて大幅に低カロリーとなっています。糸ピンス1食あたり推定150〜250kcal程度で、フルーツ系トッピングを選べばさらにヘルシーに楽しめるでしょう。
Q. 家庭用マシンで自宅でも作れますか?
5,000円から15,000円程度の家庭用糸ピンスマシンが市販されており、手軽に購入可能でしょう。ただし通常のかき氷機では糸状にならないため、「糸ピンス対応」と明記された専用品を選ぶ必要があります。
Q. 子どもでも食べられますか?
糸状の氷は非常に柔らかく口の中ですぐに溶けるため、小さなお子さんでも食べやすいと評判です。頭がキーンとなりにくい点も、お子さん連れの家族から支持される理由の一つかもしれません。
Q. テイクアウトはできますか?
糸状の氷は非常に繊細で溶けやすいため、基本的にはイートイン限定の店舗がほとんどです。持ち帰り対応の店舗であっても、購入後10分以内に食べることが推奨されます。
Q. 韓国語では何と言いますか?
「シルタレビンス(실타래빙수)」で通じます。「シルタレ」は絹糸、「ビンス」はかき氷を意味しており、韓国旅行中に注文する際はこの呼び方を使えば問題ありません。
この夏、新しいかき氷体験を楽しもう
糸ピンスは見た目・食べ方・味の三拍子がそろった新感覚スイーツとして、2026年夏のトレンドを牽引する存在になりつつあります。東京都内では原宿・下北沢・表参道を中心に提供店舗が増えており、1,000円台から気軽に試せる価格帯も魅力の一つでしょう。韓国発のスイーツ文化に触れてみたい方は、まず最寄りの店舗に足を運んでみてください。自宅で再現したい場合は、専用マシンの購入と牛乳ベースの氷作りから始めてみるのがおすすめです。

