滋賀県長浜市の黒壁スクエアを歩くと、築200年の町家から漂う甘辛い醤油の香りに足が止まります。2026年7月9日放送の「秘密のケンミンSHOW極」夏の2時間スペシャルで取り上げられ、放送直後からSNSで「食べてみたい」の声が殺到しているのが、郷土料理専門店翼果楼(よかろう)の焼き鯖そうめんです。
長浜駅から徒歩約5分という好立地にありながら、地元の人でも「予約なしだと並ぶ」と口を揃えるほどの人気ぶり。ケンミンSHOW放送後はさらに混雑が予想されるため、訪問前に押さえておきたいポイントをまとめました。
- 翼果楼の看板メニュー「焼き鯖そうめん」の特徴と価格
- 焼き鯖そうめんの歴史と「五月見舞い」の由来
- 営業時間・定休日・混雑を避けるコツ
- 長浜駅からのアクセスと周辺の観光スポット
ケンミンSHOWで話題沸騰 翼果楼の焼き鯖そうめんとは
2026年7月9日の「秘密のケンミンSHOW極」では、滋賀県民が推す夏の郷土料理として焼き鯖そうめんが特集されました。番組内で紹介された翼果楼は、1990年の創業以来30年以上にわたって焼き鯖そうめんを提供し続ける老舗です。
最大の特徴は、丸ごと1本の鯖をじっくり甘辛く炊き上げ、そうめんと一緒に盛りつけるスタイル。鯖の煮汁でそうめんを炊き込むため、麺の1本1本にまで旨味が染み渡ります。箸で持ち上げると、飴色に輝くそうめんから鯖の濃厚な風味がふわりと立ちのぼり、冷たいそうめんとはまったく異なる味わい。
知られざる歴史 「五月見舞い」から生まれた湖北の味

焼き鯖そうめんのルーツは、湖北地方に古くから伝わる「五月見舞い」という風習にあります。農繁期の5月、農家に嫁いだ娘を気遣う親が、実家から嫁ぎ先へ焼き鯖を届けたのが始まりと伝わっているようです。
長浜は内陸に位置しますが、若狭湾まで直線距離で約40kmほど。古くから「鯖街道」を通じて若狭の海の幸が運ばれており、焼き鯖やへしこ、鯖のなれずしなど、鯖を使った料理が日常的に食卓にのぼっていたそうです。
農林水産省の「うちの郷土料理」にも登録されているこの一品、焼き鯖とそうめんを組み合わせるようになったのは昭和40年代頃からと言われています。もともとは各家庭で作られていた素朴な料理でしたが、1990年頃から観光客向けに飲食店でも提供されるようになり、長浜を代表するご当地グルメへと成長した経緯があるのです。
翼果楼のメニューと価格 焼き鯖そうめん以外の名物も
翼果楼の看板メニューである焼き鯖そうめんは1,200円(税込)で提供されています。甘辛く煮込んだ鯖の身がほろりとほぐれ、煮汁を吸い込んだそうめんとの相性は抜群です。
そのほかにも注目のメニューがあります。
| メニュー | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 焼き鯖そうめん | 1,200円 | 看板メニュー・鯖丸ごと1本使用 |
| 焼き鯖寿し | 1,100円 | 肉厚の焼き鯖を酢飯と合わせた押し寿し |
| 焼き鯖そうめんと焼き鯖寿しセット | 1,800円 | 両方楽しめる欲張りセット |
| 鴨大鍋コース(冬季限定) | 7,000円 | 近江の鴨料理・焼き鯖そうめん付き |
初めて訪れるなら、焼き鯖そうめんと焼き鯖寿しのセット(1,800円)がおすすめです。2つの異なる鯖料理を一度に味わえるため、長浜の食文化をより深く体感できます。
営業時間・定休日・混雑回避のコツ

翼果楼の基本情報は次の通りです。
- 営業時間: 10:30〜17:00(売り切れ次第終了)
- 定休日: 毎週月曜日(祝日の場合は営業し翌日休み)
- 住所: 滋賀県長浜市元浜町7-8
- 電話: 0749-63-3663
ケンミンSHOW放送後の7月中旬〜8月にかけては、特に週末の混雑が予想されます。「売り切れ次第終了」のため、確実に食べたい場合は開店直後の10:30を狙うのが賢明です。平日の11時台であれば比較的スムーズに入店できることが多いようです。
店内は築200年の商家を改装した趣ある空間で、連子格子や縁側に張り出した茶室など、建物そのものも見どころのひとつ。食事だけでなく、歴史的建造物の雰囲気も楽しめます。実際に現地を訪れると、黒壁スクエアの石畳を歩きながら漂ってくる甘辛い醤油の香りに思わず足が止まります。開店前の10時過ぎには既に数組が並んでいることもあり、地元民からは「平日の朝イチがねらい目」との声が聞かれます。
長浜駅からのアクセスと周辺の楽しみ方
翼果楼はJR長浜駅から徒歩約5分、黒壁スクエアの一角に位置しています。
電車でのアクセス
JR北陸本線(琵琶湖線)長浜駅下車、東口から黒壁スクエア方面へ徒歩5分。京都駅からは新快速で約1時間20分、米原駅からは約10分です。
車でのアクセス
北陸自動車道の長浜ICから約10分。黒壁スクエア周辺には市営駐車場(長浜駅前駐車場など)があり、1時間あたり200〜300円程度で利用できます。
周辺の観光スポット
翼果楼がある黒壁スクエアは、明治時代の銀行建築「黒壁ガラス館」を中心に約30店舗が集まる人気エリアです。ガラス工芸体験やオルゴール館、長浜城歴史博物館(徒歩約10分)など、食事の前後に半日は楽しめるスポットが充実しています。
自宅で再現したい方への準備ガイド

島原手延べそうめん
焼き鯖そうめんに使われるそうめんは、コシの強い手延べタイプが適しています。長浜の家庭では島原手延べそうめんや揖保乃糸(約300〜500円/束)がよく使われます。煮汁を吸わせるため、やや太めの麺を選ぶのがポイントです。
鯖の選び方
スーパーで手に入る塩鯖(1尾約300〜400円)でも十分再現可能です。甘辛い煮汁(醤油・みりん・砂糖・酒)で30分ほどじっくり煮込み、その煮汁でそうめんを炊き上げれば、家庭でも本格的な味わいに近づけます。
よくある質問

Q. 翼果楼は予約できますか?
基本的に予約は受け付けていません。当日の来店順での案内となるため、週末や連休は早めの来店をおすすめします。
Q. 焼き鯖そうめんは冷たい料理ですか?
温かい料理です。甘辛い煮汁で炊き上げたそうめんの上に、しっかり味が染みた焼き鯖がのっています。夏でも温かい状態で提供されます。
Q. 子ども連れでも入店できますか?
入店可能です。座敷席もあるため、小さなお子さん連れでも比較的安心して食事を楽しめます。
Q. テイクアウトはできますか?
焼き鯖寿しはテイクアウト可能です。焼き鯖そうめんは店内飲食のみの提供となっています。
Q. 駐車場はありますか?
翼果楼専用の駐車場はありません。黒壁スクエア周辺の市営駐車場やコインパーキングを利用してください。長浜駅前駐車場が最も近く、徒歩3分ほどです。
Q. 何時頃に行けば並ばずに食べられますか?
平日の開店直後(10:30)であれば待たずに入店できることが多いです。土日祝は11時を過ぎると30分以上の待ち時間が発生することもあります。
自宅で焼き鯖そうめんを作るなら
焼き鯖そうめんの再現に欠かせない島原手延べそうめん。コシの強い手延べタイプを選ぶと、煮汁をしっかり吸い込んで本場の味わいに近づきます。
長浜の食文化を体感する一杯を味わいに
若狭湾から鯖街道を経て届いた鯖と、嫁いだ娘を想う親の愛情から生まれた焼き鯖そうめん。翼果楼では、その歴史ごと一皿に凝縮された郷土の味を、築200年の空間で堪能できます。ケンミンSHOW放送で注目度が急上昇している今、長浜を訪れる計画を立ててみてはどうでしょうか。黒壁スクエアの散策と合わせて、琵琶湖のほとりで過ごす一日は、夏の思い出に残るはずです。

